蒼き狼と白鹿の身代わり花嫁 (二見書房 シャレード文庫) 文庫 – 2015/6/24 今井 真椎 (著), 藤村 綾生 (イラスト)
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蒼き狼と白鹿の身代わり花嫁 (二見書房 シャレード文庫) 文庫 – 2015/6/24
今井 真椎 (著), 藤村 綾生 (イラスト)
内容紹介
ごめんなさい、ジュチ様……。僕も、ジュチ様の伴侶になりたかったです……
古き言い伝えによって出逢った、もふもふ同士の献身愛!
白鹿族の末裔・湖白は、皇子でありながら一族の証である角を煎じた鹿茸を異母兄に献上し、居場所を得る日々。ある日、狼族との和睦材料として妹の花琳を贈ると聞いた湖白は、自ら身代わりを申し出る。狼族の王(ハーン)ジュチは愛妾すら持たない端整な男で、後ろ暗い事情を抱える湖白にも辛く当たることはなかった。しかし彼には狼族としてあるべき耳と尻尾が現れないという重大な問題が。それはジュチの曰くつきの生まれのためか、それとも未来の伴侶に未だ出逢っていないためか……。古き言い伝えによって出逢った二人の異種間恋愛!
感想
よかったです^^狼と鹿なんですけど ずっと人間のままで やっと
最後の方で 可愛い姿を見せるのですけどね^^
湖白は 異母兄弟とはいえ 兄から酷い扱いを受けていて この
角を削ったり切るところは ぞっとしました・・固い部分なら まだ
わかるけれど 根元なんて 体の一部だものねえ・・激痛だよー。
民にも臣下にもろくでもない兄がその後どうなったか 気になった
なあ。最もジュチや湖白たちが幸せであれば 後はどうでもいい
のだけど。
ずっと湖白たちを庇ってくれた 宦官だった李鵜が とっても可哀
想だったなあ・・。湖白たちも大事だけど 自分の身うちも大切で
いい人なのに最後まで苦しんで・・。ジュチの父も 息子のことで
悩んで和解できないままで・・ いい人達が可哀想な最後ばかり
でしたねえ・・。
ジュチもそうだし 一族も 蛮族みたいにいわれているけれど 実
際はそうでもなくて 厳しい自然とくらしていくために 色々な部族
と争ったりもするのは仕方ないのですよね。湖白も 一緒に暮らし
みて みんなの素朴さや優しさ 自然の厳しさがわかり 質素な
暮らしの中でも 暖かい夫^^や みんなとの生活に慣れていく
過程が 好きですねえ。
10年後が ちょっとあって・・やっぱりジュチたちが相変わらず
仲のいい夫婦でよかったです^^