にほんブログ村にほんブログ村夜明けに咲く花の色 (オークラコミックス) [コミック]
しおべり 由生 (著)
出版社: オークラ出版 (2011/8/12)
内容紹介
サラリーマンの江坂はある日、「高級感のあるイメクラ」と友人に騙され、
秘密めいた屋敷――『籠月楼』へ連れて行かれる。
そこは、政界の著名人など限られた人のみが通う現代の遊郭だと言う。
驚く江坂だったが、目の前に現れた色子・婀鳥の儚く可憐な容姿に、一目で心を奪われてしまう。
いけないと思いながらも、江坂は婀鳥と一夜をともにし…。
禁断の恋をせつなく描いた、百花繚乱遊郭ロマンス!
感想
今まで雑誌に載っているのだけはさらりと読んでいたのですが それでこ何冊分か
は読んでいるかな。こうやってじっくり一冊で読むのは初めてくらいかな。あたし
の好きな廓もので受けも可愛いのでよかったです。後半の先生生徒ものも ありが
ちな話だけどやっぱり好きなパターンです。おまけは笑ったな。会わぬが花だった
なあ^^;
夜明けに咲く花の色真面目な江坂は政治家の息子である友人の伊佐原に イメクラみたいなもんだと
『籠月楼』に連れて行かれる。江坂の彼女はちょっと派手な感じで
彼の好みは
清楚で可愛い女性だ。でてきた色子・婀鳥は好みにぴったりだが恋人がいるから
と言う。今宵一夜の夢ですからと誘われ抱くが 途中から男とわかる。それでも
止められない。
江坂は子供のない資産家の親戚に養子にと望まれている。サラリー
マンを辞めて実業家になるか 悩んでいる。婀鳥に惹かれた江坂は伊佐原にまた
会わせてほしいと頼む。
婀鳥に簪をプレゼントして溺れていく江坂。
楼主は伊佐
原に江坂は身を持ち崩すのが見えているので 止めてあげてくださいという。花
代も相当無理しているのではないかと心配する。
週末はいつも婀鳥のところで過ごした。いつも飾ってあるのが白い花だね好きな
の問うと
婀鳥はこの身が他の人に染まっていても あなたの前では白い花のよ
うでありたいからという。
養子に欲しいといってくれる叔母のところに行くが 金を貸してくれと言えない
で帰る。
婀鳥は楼主に江坂を断ってくれと頼む。このままではお金が苦しくなる
からと。だが滞らない限りは断る必要がない。伊佐原がきて今日は婀鳥にしよう
かなと戯れを言う。その上
婀鳥に江坂以外の客も取るんだな意地悪をいう。
江坂は予約がキャンセルされて婀鳥に会えない何か知らないかと伊佐原にきく。
客とトラぶり怪我をしたらしいと。そこへ
江坂の恋人の莉奈がやってきて最近
おかしいと 他に誰かできたのではと疑っている。
伊佐原の名前を騙り『籠月楼』に行くが婀鳥に合わせてもらえない。足を捻った
くらいだからという。あなたが外の人間のように扱うからこうなったという。
好
きになり他のお客をとりたくなくなったのだ。
楼主はここにいる子たちは戸籍が
ない子たちで 客は其れなりの人々だと。
あなたに益はないからもう来ない様に
と婀鳥からの伝言だという。最後に婀鳥に会いたいと江坂は頼む。
白い花は侘助で実を結ばぬ種無しの花なのだ。婀鳥は来ないでと言い彼女の元に
帰るようにと。江坂は彼女と別れたといい 婀鳥の怪我を見て心配する。彼女にも
君にも悪いことをしたという江坂に
婀鳥は自分が身の程知らずに好きになったの
がいけないと。来なければ忘れると言うが 江坂は忘れられないからこんなに来て
いると。
好きだ ここを出ようと江坂はいう。ここで益のある人間になればいいん
だと。
1年後 伊佐原は楼主に結婚式の招待状を渡している。まさか友達の彼女を横取り
する片棒を担がせるなんてと呆れている。
伊佐原はちゃかり莉奈を手に入れたのだ。
江坂は今は養子になり吉永という苗字だ。手紙を預かってきたよという伊佐原だ。
差出人は
吉永朝陽。江坂の弟になっているが 婀鳥だ。時々消息を知らせてくるの
だ。
婀鳥は朝陽と名前を変えて 通信制の高校にでたまに登校する。
吉永の家を出て
貴裕と二人で暮らすようになった。今 朝陽は貴裕と一緒に暮らし優しく抱かれて
幸せだ。
朝陽は抱かれながら結婚して子供を作り吉永の両親を安心させてというが
貴裕は 朝陽は弟であり嫁だよと。義両親も理解してくれてるし 養子を貰えば
いいと大丈夫だよと。朝陽は楼主に
ぼくたちは身を結ばなくてもあの白い花の
ように生きていますと告げる。恋愛の距離音楽の青山と数学の藤村は付き合ってると学生の間の噂だ。青山は藤村にプロポー
ズされているのであなたの事は好きだけど あちらと結婚すると。藤村は幸せにと
いい頬を殴られる。青山の相手は医者でいいのを見つけたね と他の先生が言って
いる。
同じ職場で結婚したらどちらかが異動だ。藤村はこの生徒たちが卒業するの
を見たい。
三島という生徒がなにかと藤村を構ってくる。今もアイスを持ってきてくれて自分
の食べかけを齧っていく。
藤村は高校生の時 同性に強くひかれた過去があり 三
島にどきっとさせられる。
親友だったヒロキを好きで それを見抜かれてセックス
の真似事をしていた時 ヒロキの弟に邪魔されてそれっきりになった。三島はヒロ
キに似ているので関わりたくない。
テストで見たことない名前がある。槇とは誰だ。三島を呼び出しすと 母が再婚し
て槇になるという。再婚は構わないが名前がころころ変わるのが嫌だと。今の三島
も慣れたばかりなのにというのだ。三島は二股かけてふられたけど本当は先生ほっ
としているでしょうという。見抜かれてどきっとするが
三島は藤村の手の甲にキス
をして好きだという。俺は親が離婚する前は塚本だよ ヒロキの弟だと。
藤村は驚く。あの時はわからなくても今は 三島は自分たちが何をしていたか知っ
ているだろう。
誰かが学校に連絡して藤村と青山が付き合っていたことが問題になり どちらかが
異動してくれと。
藤村は三島が好きだと迫るので 自分が異動すると申し出る。
三島にはおまえは生徒でおれは教師だと言う。
藤村は30を超えた。あれから7年経った。
三島に惹かれている自分が怖かった。異
動は元彼女だけのことではなかったのだ。どんな青年になったのだろうと思う。
非常勤講師が紹介された。
なんと三島だ。教師になるなんてきいてなかったと藤村
は驚くが 三島はあの時はまだ高校二年だったからと。もう
教師と生徒じゃないと
いう。三島はすぐに生徒と馴染んで授業も上手くやっている。恋人いるのですかと
三島がきく。おまえこそどうだと藤村が問うが
三島は諦め切れない相手がいるので
続かないという。藤村は自分もいないよと答える。
藤村は三島に話があるというが嫌だと拒否される。諦めきれない話をしようと。
通報したのは三島ではなかった。
まだ俺を好きなのかときくと 7年+7年ですよと笑
う。先生と兄貴が何をしていたか知って ずっと先生を犯す夢を見てましたと告白
される。でも触るなって7年前に言われたからというので もう触ってもいいと藤村
はいう。
三島が慕っているのは想像上の自分だから 実物の裸を見れば夢も覚める
だろうと思う藤村だ。
キスをしてお互い抱き合う。一発やらせれば諦めると思って
いるのかと三島は言う。
どうせおまえも俺を捨てるんだろうと 藤村はいう。
勝手
に理想を作り違うと離れていくというが 三島は甘いですよ14年も思っているんだ
どんなあなたでも対応してみせるという。だから俺を好きになっても大丈夫と言い
ながら抱く。恋愛の距離三島は最近いいことが多い。
非常勤から高校の専任教師になった。そして
14年も思
い続けた初恋の人と恋人になった。準備室でちょっとキスしたりできる。下も育て
て恥ずかしがる藤村の顔を見るのが楽しい三島だ。女子生徒がノックするので慌て
る藤村だが
全部三島が口で処理する。怒る藤村はちょっと可愛い。初めて会った
時はまだ三島は10歳で藤村は高校生だった。
今日は藤村のマンションに来てこれから御飯だ。一緒に風呂に入りたいが料理する
からと追い出される
いつかは一緒に風呂に入りHしようと思っている。
御飯を食べてすぐ抱こうとするが藤村に抵抗されて 自分ばかりがっついているな
と。急にやめた三島に藤村は想像していたのと違い萎えたのかと。そんなことない
と三島がいうとほっとして風呂に入ってくると。
やっとセックスできるが怯えてい
る藤村を見て こすりあわえるだえけでもいいからと。藤村は両親が教師だったの
でなったが三島はどうしてという。
藤村と対等になりたかったからと答える。7歳
の年は埋められないけど一緒にいたかったしと。
藤村はお前の兄貴が好きだったと。でも上手くいかなくなり人と係るのが苦手にな
った。
失うことが怖いからだ。お前に惹かれてヒロキの弟ときいて逃げた。でも
またお前に会えて嬉しかった。追いかけてくれたのかとうぬぼれて申し訳ないと思
って だけど嬉しかったと涙を流す。三島は優しくキスをして好きだから 好きに
なっても大丈夫だよと。僕も三島が好きだと藤村は言う。
テーマ : ボーイズラブ
ジャンル : アニメ・コミック