月の砂漠に愛を注ぐ~獣と水神~ (幻冬舎ルチル文庫) 文庫 – 2022/5/19 野原 滋 (著), 奈良千春 (イラスト)
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月の砂漠に愛を注ぐ~獣と水神~ (幻冬舎ルチル文庫) 文庫 – 2022/5/19
野原 滋 (著), 奈良千春 (イラスト)
内容
人間の父と獣人(猫族)の母の間に生まれたリュエルは猫耳と長い猫尻尾を持つ少年。故郷を追われ、ガガリ率いるキャラバン隊に入った後、用心棒のエイセイと何かと喧嘩をしながらも恋人同士になった。滅ぼされた故郷の仲間の情報を探りながら旅を続けるなか、広い砂漠の大陸で一か所だけキャラバンが立ち寄らない地域があるのに気づいたリュエルは隊長のガガリに理由を訊ねる。答えをはぐらかすガガリには何か個人的な事情がありそうで?
感想
獣の誓いと水神の恋の続編ですね。
続きが読めてよかったわ なんか 謎があったので
気になっていたのです^^
前回は リュエルとエイセイが中心の話で 今回もこの
2人は 仲良く喧嘩してますけど 今回はキャラバンの
長であるガガリの話。
キャバンに入ってる連中は それぞれ事情があるよう
ですが リュエルたちも 大変だったけれど ガガリも
過酷な運命を生き抜いてきた一人です。
そうじゃなかったら こんなに少人数で 危ない地域を
通過しながら 商売なんて できないですよね。
ただ 物を売るだけでなくて 情報を集めて それを売る。
凄いですよねえ・・今の悲惨な侵略戦争も 情報戦と
言われてますが ガガリは 前の話でも 情報で戦いを
有利に持っていき勝利に導いてます。
儲けるのも 命がけですよね 更に 貧しい人々や苦境
に陥ってる人たちにも さりげなく 支援してます。
そう考えると ガガリは 大雑把で 隊員たちを 振り回し
てこき使ってるようで 細かく作戦を練って 彼らの命を
守りつつ 儲けも考えて それを その地域の困ってる
民に還元するのだから 凄い人なんですよねえ・・。
統治者にふさわしくても 自由がいいのだろうな。駆け引
きの巧みさは 外交にあってるのだろうけど ガガリは
商売に使いたいのね。
あの国はどうなるのかしらね・・きっと 陰ながら ガガリ
は サポートするのだろうけど。
リュエルたちは 喧嘩ばかりしてるようだけど 愛情は
深くなっているし 相手を思いやってますよね。
エイセイも もうちょっと リュエルがわかるように言って
やればいいのだけど なんせリュエルは 鈍いしね^^;
リュエルは 好きだなあ。とっても素直で 気性は激しい
けれど 気をよく使うし 優しいよねえ。
エイセイが 大人だから 子供のリュエルが気が付かな
いことが多いけど それだって ずっと一緒にいたら わ
かるようになるよね^^
この先も あるのかしねえ^^
水神子の涙と祖国の思い出
ガガリは リュエルたちの しょうもない喧嘩を聴きなが
ら 祖国で暮らした子供の時を思い出して