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恋愛・教師―Color of Snow (ビーボーイノベルズ) / 西江 彩夏

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恋愛・教師―Color of Snow (ビーボーイノベルズ) [単行本]
西江 彩夏 (著), 麻生 海 (イラスト)
出版社: リブレ出版 (2009/10/19)
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内容(「BOOK」データベースより)

「好きになれなんて言わない。だからあと少しだけ、今だけ、側にいたい」雪が降る夜、佐々井は恋人に振られて混乱する年下の同僚・井瀬崎に抱きしめられていた。井瀬崎は、普段は温和で優しいが、同性の恋人の存在を知る佐々井を避け続ける片想いの相手。嫌っているくせに、佐々井は必死に縋る腕の強さに拒むことができない。彼に触れてもらえる嬉しさと罪悪感を素直になれない態度に隠したまま、佐々井は体を重ねてしまうが―。

感想
最初 読んだ時 なんか先に進むのが辛くて^^;一寸 読んでは休んで みた
いな感じでした。個人的には凄くいい話で 切ない恋だと思うのですけどね。
佐々井はいい人間なんだけど 人にはそれが わかりにくいのね。真面目で勤勉
だけど 自分にも人にも厳しいから人から ちょっと煙たいと思われるのね。
井瀬崎も 人の事がよくわかって 細かいところまで見ているくせに どうして
佐々井の本当の気持ちが わからないのかな。先入観で見ていて 佐々井が自分
を好きだって知っているのに 態度が冷たいのよね。
どうもあたしは佐々井に肩入れしていて^^;井瀬崎には 点が辛くなります。
佐々井は平凡で 井瀬崎の恋人は綺麗かもしれないけれど 伴侶は誠実で裏切ら
ない人がいいと思うなあ。
身代わりでもなんでもいいと思いつつ 恋人になれない佐々井の苦しい気持ちが
伝わってきました。恋人になった時は ほっとした^^;井瀬崎も好きになると
とことん愛して 恋愛体質ですねー^^10年先20年先の二人の生活を 覗いて
見たいわ・・。

one side,narration

テーマ : ボーイズラブ
ジャンル : アニメ・コミック

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片付けられない王様 / 西江 彩夏

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片づけられない王様 (キャラ文庫) [文庫]
西江彩夏 (著), 麻生ミツ晃 (イラスト)
出版社: 徳間書店 (2012/8/25)

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内容
壊れた家具や食器に、二階まで届くガラクタ―こんなゴミ屋敷見たことない!市民の苦情で査察に訪れた公務員の江田。そこに現れたのは、家主の林―ゴミの山に不似合いな美青年だった!実はゲイの江田を煽るような白皙の美貌で俺様な態度の林。頑なに掃除を拒む男には、どうやら片付けたくない理由があるらしい…!?初めは呆れていた江田だけど、次第に林の不器用な純粋さに絆されて。

感想
なんだか じわじわっと涙がでそうでしたね。あちこちの場面で。この人って上手
いですよね 人の感情の流れがそのままこちらに入ってくるような書き方なんです
よね。これって木原さんとか 佐田さん (他にもいらっしゃるけど)読んだ時に
胸がぎゅっとなる感覚に似てます。切なくて何も言えない。誰が悪いっていうわけ
じゃないけど(少しは悪いけど)歯車が狂っただけなのに そこから浮かび上がれ
ないって苦しいですよね。林は可哀想だけど 江田がいたから本当に幸せだけど
江田はずっと生まれてきてから 我慢の連続で本当に欲しいものさえ 一時は諦め
なくてはいけないという。可哀想すぎるね やっぱり欲しいものは欲しいと手を伸
ばさないと 幸せになれないよ!と江田に言いたい。増岡が壊れちゃうところが人
間臭くて でも可哀想で。これから大森とどうなるのか。続編ないのかなあ。

片づけられない王様
江田は三歳で両親をなくして 施設で育った。そこでは すゑという寮母に育てら
れた。彼女から教わった三箇条を胸に生きてきた。高校卒業して清掃員として働き
10年ほどたち本採用で 市役所の環境衛生課に入った。仕事は多くてきついが江
田は真面目に働いて質素に暮らしていた。課長の増岡は江田のように長身で 色気
のある美中年だ。仕事ができて 厳しいが面白くて独身だ。江田はゲイで密かに憧
れていた。しかし そういう場所や出会い系はリスクが多いと 誰とも付き合った
こともなく童貞だった。ある日 増岡から問題のごみ屋敷に行って来いと言われる。
本当は西山の担当だが 良くサボる奴でしょうがない。

行ってみると 思っていたよりも凄まじいごみの量で 近所から苦情がたくさん来
るわけだと思う。入っていくと中から40過ぎのデブで禿の男が出てきた。市役所の
ものだというと ああと言い出て行こうとする。そこへ 若い男がもうしないと言
いながら 中年男に縋りついた。2人は怒鳴りあっているが どうも痴話喧嘩にしか
きこえない。若い男は中年の財布からお金を何度も盗っているようで もう我慢で
きないと言われていた。しかし 若い男は散々俺の体を好きにしただろうと言い返
す。若い男は 林でこの家の住民だ。所有者の母親は 汚いので若い男と出て行っ
たらしい。林は驚くほど綺麗な男だったが 不潔だった。江田は林に罵られながら
も説明をして ゴミを捨てるようにと 業者を頼むようにと説得した。林は働きも
せず このゴミの中で生活して 時々 体を売っているようだ。

何度も通ううちに 林は友達のように話しかけて 色々な愚痴を言い出す。別れた
男が悪いとか 大企業でエリートだったんだとか 有名大学を出ているとかそんな
繰り言ばかり言う。とにかくそれからも通って説得したが 清掃を頼む金もないと
言い張る。食堂で女の子に声をかけられていると 増岡が来た。どうも 自分の好
意をわかっているのでは と江田は思う。増岡はもてるなと江田を冷やかし 内緒
だがといい 好きな奴がいてもう10年も思ってるというのだ。江田はショックを受
ける。飲み会の時も まだショックで 一人二次会を抜けた。ところが 帰り道に
チンピラに絡まれてる若い男が助けてと 江田に縋る。なんと林で巳切れにしてい
る。そうやら売春に来たのだが 相手が悪かった。江田は嫌だが 空手の有段者で
チンピラをやっつけて逃げる。しかし林は足を骨折していて むりやり走らせたか
ら江田のせいだというのだ。 

林は退院するとき 江田から一万を借りた。それから 度々 江田のアパートに来
て 飲物や食事をたかるようになる。いくら嫌味を言っても しらんぷりいていつ
くのだ。ごみ屋敷は梅雨を過ぎて いよいよ匂いが酷くなった。江田は林に覚悟を
決めたので 業者に政争を頼み 自分が借金の肩代わりをすると言い出す。林は驚
くが清掃を受け入れる。3日業者が入り綺麗になった。これでもう林とも終わりだ
と思うと 一万を持ってきた。江田との縁を切りたくなくて返さなかったのだと言
う。ゲイで江田が好きだが ストレートだからダメだろうなと林はいう。江田はゲイとは言
えないし 増岡の事も話せない。しかし それからも林はアパートに来ることにな
り・・。

テーマ : ボーイズラブ
ジャンル : アニメ・コミック

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それでも愛してる

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(ビーボーイノベルズ) [単行本]
西江 彩夏, 鬼塚 征士
出版社: リブレ出版 (2011/05)

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内容
「君が気になる。寝て…みたいと思う」本心を隠し優しげな雰囲気を装う有田は、秋の街路樹の下で画家だと名乗る男・辻にモデルを頼まれる。でも13歳も年下の男は、「嘘をつくな」という有田が一番苦手なタイプの人間だった。二度と会わないはずが、辻の絵に導かれるように二人は再会する。自由奔放な男に振り回されても、子供のように真っ直ぐな辻に惹かれる有田。好きになると苦労するのはわかっているが、愛する気持ちは止められなくて?―。

感想
好きと自覚するまでに時間がかかり また相手と契るまでもまたかなり時間が
かかり 現代の恋愛とは思えないくらいのんびりしているような気がするけど
たまにはこういう恋愛もいいのかもしれない。ゆっくりだけど深い愛だしいつも
一緒じゃなくても 愛してることには変わらないから。相手がちょっと変わって
いるから距離があったほうが 上手くいくんじゃないのかな。杉本の愛情は怖い
けれどある意味一途だよね もっと受け入れてくれる相手と恋愛できればよかった
のに 気の毒な気もする。だからって年端のいかない相手との性行は駄目だけど。

有田は大手証券会社を一年で辞めて老舗百貨店に勤めている。その口と見かけの
爽やかさで外商のエリートをしている
。仕事の中身では誠実だが 接客はうわべ
だけのトークで世渡りをしている。女性とも色々付き合い 30過ぎに可愛く料理
上手と結婚したものの 妻の浮気であっという間に幕を閉じた。
ある日マンションまでの路を歩いていると奇妙な男を見かける。ベンチで寝ている
汚っぽいミュージシャンみたいな長身の男だ。何回かみかけ男が彫の深い端正な
顔をしているのがわかる
。大きな銀杏の木を立ってじっと見つめ雨でも立っている
おかしな男だ。子供が飛ばした風船が銀杏にひっかかり 有田はいやいやとって
やるが 男は初めて喋り 木がアンタが引っ張ったから痛いって言ってるよと。
男は画家だという。杉本という画家のフェアをやったことを思いだしていうと男は
杉本の弟子だという。そしてモデルになってくれと。何かの縁だとモデルを一回
した。男は辻といった。

それから半年たちハガキが来ていた辻の展覧会を見る。偶然近くを通りかかった
からだ。辻の絵は銀杏でなんと自分が黒いコートを着て立っている。彼の絵は
独特だった。画商の中野が熱心に話していると辻が現れた。安くするから買えと
いう とうとう30万払って買うことになった。なんだか面白い男でふらっと半年も
行方知らずになったりするらしい。携帯ももたず住所も人にあかさず 南米や
アフリカにいき 刑務所にいれられたり病気でしにそうになったり放浪癖がある
らしい。絵は寝室に飾って毎日見ていると 気に入ってきた。会社で絵を買った
話をしていると大丈夫かと心配される。クールに見えてお前は詰めが甘いからと
年下の先輩に言われる。昨年 妻子を事故でなくした部下に同情して いい顧客を
回してやったのにその客が注文した大きなダイヤを持ってそいつは逃げたのだ。
確かに俺は詰めが甘いと有田は証券会社時代の古い傷を思い出す。入った
ばかりで地方の小さな工場をしている男の担当になった。夫婦と小学生の男の子
資金繰りが危ういのにどんどん株を買う。家族を知り 実家の小さな自転車屋を
思い 株をもうこれ以上買わないように進言するがきかない。そしてあの日大暴落
して男はすべてを失った。男は自分の事を棚上げして お前が止めないからといい
殴ったり蹴ったりの乱暴をして蒸発し 妻は自殺した
。少年がどうしたかは知ら
ない。有田は墓参りをして証券会社をやめた

もう一枚くらい買ってもいいかなと思い画商にいくが連絡がずっととれないと言う。
そして有田宛にメモを預かっているというのだ。見ると住所でこれが稀有なコト
らしい。ほとんどが杉本経由でないと辻には連絡がとれないからだ。有田は辻から
連絡を貰う。習作でいいならあげるから取りに来いと。有田は国立に出向くが大きな
お屋敷だ。辻はこれは杉本のもので 彼は世田谷にもっと大きな屋敷があると。
辻は杉本の養子で13歳から引き取られて 愛人だというのだ。有田は驚愕する。
当時13歳の少年に50くらいの男性が性的暴行をしたというのか?杉本はすらっと
した美中年である。辻は今21歳で190センチ近くあるもう体の関係はないが杉本
は辻を離さず愛人のままらしい 息子でもあるのだが。
有田はゲイで自分を気に
入ったと引き気味になるが 辻はそうではなく ただ絵を見て元気になって欲し
かったというのだ
辻は愛してるとかいう感情がよくわからないと 自由気ままな
生活を捨ててずっと同じ人と同じところにいることが無理なのだと言う

絵のお礼に有田は六本木のレストランに辻を招く。髪を切りセンスのいいスーツと
靴を身に着けみなの注目を集めていた。実に色気があっていい男だ。ゲイでない
有田でもくらっと着てしまいそうだ。二人で話をするが辻は変わった男で自分も
恋愛に不向きだが辻もおよそ女性と男性とでも恋人としてやっていけない奴だ。
それから 時々二人は会って飲むようになった。このまま切れてしまうのが有田が
嫌だったのだ。

有田は妻ともいったことがない海を辻といったりして順調な付き合いをしていた。
ワインのいいのが手に入り 辻に連絡しないで国立の家に渡しに行くとそこには
杉本がいた。白髪の60過ぎだろうが昔は相当の美男子だったのだろう。有田を
警戒していかにもいまセックスしたばかりだというふうに匂わす。有田は不快を感じ
帰るとき庭の東屋に辻を見つける。この寒さで裸足だ。如何したんだ ときくと
殴られたと。足やらに青いあざがある杖で殴るのだという杉本は辻を引き取り
慈しみ育てたが欲望の対象でもあったので 成長して自分を愛してくれない辻に
乱暴することでうさをはらしているのだ。
辻はそれが耐えられなくて暴力を振る
われると海外とかに逃げてしまうのだ。そして息子でもあるのでこの家に縛り
つけらえているのだ。もし自分が杉本の立場だったらどうだろう 辻と恋愛が
セックスができるだろうか?できると有田は思う。


有田はまた辻に会いに行くと杉本がいて 足にこぼしたお茶を辻に這いつくばり
舐めさせている
。やっぱり隷属的なこの関係はおかしいと思う。それから何週間か
辻に連絡がとれなくなり警察から電話があり網走で保護してる大柄な男性が
あなたの知り合いではというのだ。病院で意識がないと。有田の電話が手帳に
かいてあったので連絡したと。有田は大慌てで飛行機で網走までいく。辻は極度の
栄養失調だった。
アメマスを描きたいと思って河原にずっといて食べ物がなくなり
倒れたと言うのだ。呆れて何も言えない。
有田は杉本との関係は異常だと言う。可哀想な人だと辻はいうが。有田は辻に興味
があって寝ることもできると言う
。ゲイではないと言いつつ抱くのはできるらしい辻だ。
有田を嫌いじゃないし綺麗な男だと言う。有田はその気になったらいってくれという。

辻と出会って三年目になり有田は36歳になった。レストランで二人で食事をしてまた
誘惑して見る。先週は乳首まで見せたのだが 辻は途中まではのってきたが結局
抱くことはできなかった。体はやれても心は無理だからというのだ
。マンションに
来ないかと辻を誘うが来ないなら 他の男を探すという。辻は驚くがまだガードを
外さない。しかし辻の代わりに誰かと寝るといわれてはしようがない。だが寝ても
またどこかに行きたくなると辻は言う、有田は構わないと帰ってくるなら。辻は
何も返せないと言うがそんな必要はないし 惚れているからと有田はいう。
マンションに来ても辻は固まっている。男同士の受けの辛さを少年の時に知って
いるからだ
。自分からい言ったから気にしないでいいと有田は言う。苛ついて何度も
辻にキスをすると突然切れたように「あんたを抱く俺だって弱いんだ」といい有田を
寝室に引きずって行く。
怯えはあってもっとゆっくりというがオスになっている辻は
聞いていない。下半身を撫でまわし後ろに指を入れてくる。自分から誘っておいて
怖いと暴れる有田だが 
色っぽくて綺麗だと辻はいいやめない。指で気持ち良くなる
場所を探すともう入れたいと辻はいい 強引に入ってくる。痛いと有田がいっても
じきによくなるからと手加減なしで揺さぶってくる
段々気持ちがよくなり辻が終わり
中が生ぬるい。辻は一度では終わらず嫌と言っても犬のようにはわされまた抱か
れる
。ずっと他人と肌をあわせていなかった必死さがよくわかる。やっと終わり辻が
ごめんといって有田を引き寄せた。

辻と寝たことで有田の週末は辻中心の休日となった。思いついて有田は実家に辻を
連れて行った。ボロイ家を見た時辻は意外そうな顔をした。両親と妹夫婦と甥姪が
いて自転車屋をやっている。辻は母と妹に挨拶するが違う人のようにちゃんと話し
ている。甥や姪とも遊んでくれている。母は離婚や父を気にしないで帰って来いと
いう。実家では辻が常識があるように見えて吃驚する有田だが 辻も有田が家族の
前では気障男じゃないと笑う。有田は国立を出たほうがいいという。杉本と辻は
信頼関係じゃなくて変な依存関係だと言う。
2か月過ぎた頃外商に客が来た。杉本だ。色々買ってくれたが何をしに来たのか。
屋上に付き合ってくれという。そこで杉本は辻を引き取りどんなに愛して育てたか
を話す
それなのに君と出会いおかしくなって家を出ようとしていると国立の家は
鳥かごであそこから辻は出さないと 君さえいなければ繋ぎとめておけるんだという。

有田はあなたは間違っているしおかしいと。屋上から杉本は飛び降りようとして
辻を取り上げられて一人になるなら死んだ方がいいと
杉本はまた電話してきて大量に物を買うと言う。有田は辻に電話して杉本の奇行を
話す。辻は大事な右手を殴られ怪我をしたしばらく絵が描けない もう限界だから
出ていくよという。


辻から電話があって「助けてくれ」という。どうしたんだというと「死ぬかもしれないと
杉本が来てアトリエに鍵をかけて出られないと。ここは窓がないのに燃やしてやるって
言っている
。辻はスケッチ旅行に行こうと支度していたのに 出ていくと(いずれはと
思っていたが)思い閉じ込められたという。殺すつもりなんだろうと有田は思い必死に
国立の家まで行った。アトリエの前には杉本がいて 君が来てからしようと思って
といい銀色のライターを見せる。本気なんだと有田はぞっとした。警察に言うと
言っても さっき来たが息子は妄想壁があると言って帰ってもらったと杉本は言う。
ガソリンをそこいらにまいたので 君も気をつけてなどといっている。有田は飛び
つきライターの取り合いになったが杉本が火をつける。火柱が上がり
アトリエに火が付いた。
真っ白になったが辻が死ぬと有田はアトリエの
ドアーに体当たりした。煙と炎の中 辻がいた。駆け寄ってくる辻と逃げたが柱が
倒れてきて足を怪我した。辻も有田を庇い背中に怪我をしたらしい
辻は立て!と
怒鳴る。こんなとこで死にたくない
有田も辻に引きずられるようにアトリエをでた。
杉本は辻を愛してると地面に突っ伏して泣いている。哀れな男だと思うが足の痛み
で有田は気を失う。

あれから半年たち辻は養子を解消できて杉本は刑事事件の被疑者となった。有田は
捻挫と軽いけがだが辻は裂傷と骨折していた。辻と出会い4年目の秋 有田は37歳
迎える。今日は久しぶりに辻に会う。彼は中近東に一月行っていたからだ。相変わら
ずあちこち行くが前より期間が短くなった。辻が上野に借りた借屋はぼろだが広くて
いい。ただし汚いが。有田のマンションに来たら食事よりなにより抱きたいと辻は
言う。待ち遠しくて会いたかったと 一緒にいればいるほど好きになりめろめろだ

辻は笑う。最初は快感もろくになかったが 今は抱かれるとすぐ気持ちがよくなる。
明け方隣に眠る色男を眺める。引き留めたり腕をひいてはいけない。気ままに自由に
させていても必ずこの男は自分の元に帰ってくるのだから。

あの人のこと
聡文が子供でまだ静岡にいた時の話で 有田は証券会社に勤めていて株の暴落が
起きる。聡文の父親が蒸発し母が自殺して叔父夫婦に引き取られるが従兄弟たちに
いつも意地悪をされて 自分の不幸は全部あの若い証券会社の人のせいだと思う
しかし浜辺で辻に出会い養子になるとき叔母が本当に悪いのは聡文の父であの
証券会社の人はとめてくれていたと教えてくれる。あのひとはヒーローのブラック
だったんだと思い涙が出る
。大人になり画家となった。銀杏の木を見ていると 男が
風船を子供にとってあげている。この背中 横顔に見覚えがあると辻は思う。

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